当時としても高級で精度の高い時計を製造していることで有名で、1900年前後の北極海探検など冒険家を支える精密な時計としても愛用されていました。
1927年の大西洋無着陸横断飛行を成功させたリンドバーグの依頼により製作されたパイロット時計が一世を風靡し、ロンジンの名はさらに高まりました。
その後オリンピックなどの世界スポーツの公式時計としても採用され、一流ブランドとしての名を磐石のものとしています。
一流メーカーでありながら19世紀中盤頃まで非常に珍しい型・デザインの時計も多数世に送り出しており、今でもロンジンのファンが多いのもうなずけます。
■ ロンジンのお勧め
現在ではオメガやロレックスなどに押され気味ですが、昔はロンジンも有名であったため、年配の方などには知名度も高く人気のブランドです。
ロンジンのアンティークは現在から見ても非常にデザインも洗練されていたことから、オメガやロレックスでは満たされないものを求めてロンジンを知る方も多いようです。
近年は非常におとなしい一般的なデザインが多く往年のファンをがっかりさせていましたが、アンティークの復刻版が発売されるなど、ロンジンというブランドが再度見直されつつあります。
ロンジンを身に着けていることで、見る人が見れば、「この人は違いのわかる人」と思われることもあるようです。
■ ロンジンのシリアルナンバー(製造記号)
製造年 | 番号 | 製造年 | 番号 | 製造年 | 番号 |
1870 | 20,000 | 1912 | 2,750,000 | 1938 | 5,750,000 |
1875 | 100,000 | 1913 | 3,000,000 | 1940 | 6,000,000 |
1882 | 250,000 | 1915 | 3,250,000 | 1945 | 7,000,000 |
1888 | 500,000 | 1917 | 3,500,000 | 1950 | 8,000,000 |
1893 | 750,000 | 1919 | 3,750,000 | 1953 | 9,000,000 |
1899 | 1,000,000 | 1922 | 4,000,000 | 1956 | 10,000,000 |
1901 | 1,250,000 | 1925 | 4,250,000 | 1959 | 11,000,000 |
1904 | 1,500,000 | 1926 | 4,500,000 | 1962 | 12,000,000 |
1905 | 1,750,000 | 1928 | 4,750,000 | 1966 | 13,000,000 |
1907 | 2,000,000 | 1929 | 5,000,000 | 1967 | 14,000,000 |
1909 | 2,250,000 | 1934 | 5,250,000 | 1969 | 15,000,000 |
1911 | 2,500,000 | 1937 | 5,500,000 |
※あくまでおおまかな年代・番号です。正確ではない場合がありますのでご注意ください。
■ 現在のロンジンを知る
ウェブサイト:http://www.longines.jp/
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