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日常の使い方

アンティーク時計の中には、すでに数十年・なかには100年を経た時計もあります。

購入される前や購入されてから疑問に思うことは、どうやって動かしたらいいんだろう?どうやって保管したらいいんだろう?ということですが、少し気をつけていただくことを知っていただくと、それほどデジタル時計と変わりません。

例えば、古くても普段使いをして楽しむことができるのがアンティーク時計の良さですが、アンティーク時計が使われていた時代と現在ではちょっとした違いもあります。

そんな違いを知って少しだけ時計をいたわって・やさしさを持って使ってあげることで、時計たちはあなたの人生と同じだけ、お子さん・お孫さんへも受け継がれる時計としてさらに歴史を重ねることができます。

 

 


■ 時間の合わせ方


時計を手に入れたら、まずはちゃんと動くか時間を合わせる・動かしてみましょう。

難しいことは何もありません。リューズ側から見て右回しが基本です。

一般的な手巻き時計であれば腕時計でも懐中時計でも、リューズを回すとぜんまいが巻き上がって秒針が動き始めます。

そのままリューズを巻いて、これ以上巻けなくなったらそこで巻くのをやめます。(力を入れずに巻けるところまでで止めてください)

 

秒針が動き始めたのを確認したら、次は時刻を合わせます。

リューズを引っ張り、リューズがカチっと出たら、その状態でリューズを回すと長針・短針が回りますので、今の時刻に合わせてください。

 

※一般的なリューズで時刻を合わせるタイプはこのようになりますが、ダボ押しや剣引きと呼ばれるようなタイプもあります。詳しくはこちらをご覧ください。

万が一、リューズを回しても動き出さない・リューズが回らないといったときは、力ずくで回したり叩いたりしないで、すぐに購入元にご相談ください。簡単に修理・調整できるものであっても、深刻なダメージになることがあります。

 

 


■ 使い方


特にデジタル時計と使い方は変わりません。腕時計なら腕に、懐中時計ならポケットやカバンに入れてお使いください。

良くある故障・破損原因は、自転車などに乗っていてぶつけてしまう、カバンなどに入れて他のものに潰されて割れる・へこんでしまうケースなどがありますので、こういった点にもご注意ください。

 

 


■ 使っていただく上でのご注意

アンティーク時計が使われていた時代と現在の違い、当時の時計の精度や強度などが誤動作等の原因になりますので、少しだけ優しさを持って接してあげてください。

 

『強い磁気の出る機械には近づけないでください』

アンティーク時計の内部は非常に精密・小さな金属部品の集まりです。なかには髪の毛のような細いぜんまいや、ピンセットでやっと摘めるほどの小さなネジも使われています。

強い磁気・磁場の出るところでは、これらの小さな部品が磁気を帯びてしまって、正確な時間を指さなくなる、誤動作をするもとになります。

テレビや携帯電話・パソコンなどの強い磁気の出る場所での保管や利用は避けてください。

 

『防水加工はされていません』


デジタル時計には防水加工・機能などがありますが、手巻き・アンティーク時計には防水機能は基本的にはありません。

またお持ちの時計の年代によっては防水機能が備わっているものもありますが、既に長い年月を経過していますので、ケースなどにもわずかな隙間があることがあります。

できるだけ雨・水が当たらない、汗などが入らないよう気をつけてください。保管もできるだけ水気・湿気の少ない場所で保管をしてください。風呂場・台所などへの置き忘れをしないようにも気をつけてください。

雨の日や湿気の多い日はアンティーク時計はお休み、デジタル時計を使われるのも長く大切にアンティーク時計を使うコツです。

 

 

『定期的に動かしてください』


機械を良い状態に保つ、いつでも使える状態に保つため、あまり使わなくても1週間に1度程度はぜんまいを一杯に巻き上げて動かしてあげてください。

あまり長期に渡って使わないと、中で油が固まったりといったことがありますので、ある程度定期的に動かしていただくことをお勧めします。

 

 

 

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イメージ/日本アンティーク時計協会

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